RUSTはいろいろな事ができますが、農業に関する知識があれば、RUSTはもっと面白くなると思います。ここではRUSTの農業について解説します。個人が書いた解説なので、わかりにくかったらすみません。また、間違いのあるところがあればお知らせください。
作成:2022年8月
育てられる植物について
育てることができる植物は、カボチャ・トウモロコシ・ジャガイモ・ベリー(各種)・麻です。
麻を収穫すると布になりますが、それ以外は食べることができます。
食べたときの回復効果について以下の通りです。
ここで書いている「回復値」は食べた瞬間からどれだけ回復するかになります。
カロリーはジャガイモが一番高いです。椅子に座ったり、ストーブの近くに行ったりして、快適な状態になれば、カロリーを体力に変換することができます。
また、ベリーは4種類あります。ブルー、レッド、グリーン、イエローがあり、森に生えています。全て同じカロリーと水分になります。
ベリーはお茶を作るときに重要になります。お茶については、後述します。
ベリーは↓のような感じで森に生えています。
成長の段階
作物は以下のように、育っていきます。
以下は作者が測定したものです。条件は
・「CONDITION」100%で育てる。
・遺伝子に成長促進のG、収穫量アップのYを含んでいない。
・麻
その場合、結果は以下となりました。
これを見ると「RIPE」の状態で収穫するのがベストです。植えてから2時間~6時間の間に収穫したほうが良いです。
植物はCROSSBREEDの状態で交配します。遺伝子や交配については後述します。
FRUITINGの状態で収穫量が増えていきますが、途中で収穫するのはもったいないです。
作物を育てるのに必要な環境
作物の生育には、光・水・肥料・気温が必要です。肥料はなくても大丈夫ですが、成長速度が遅くなります。
それぞれの環境の作り方については以下です。
光について(大事)
1.太陽光を使用する(屋外)
一番簡単な光の集め方は太陽光を使うことです。
しかし、夜間は成長が止まってしまい、効率はよくありません。
12時は100%、夕方になると40%程度になり、夜は0%になります。
さらに、作物が盗まれることもあります。
2.シーリングライトを使用する(屋内)
室内で育てる場合は何もしないと0%になってしまうので、ライトをつける必要があります。
シーリングライトを使用すれば、室内でも1日中、光を与えることができます。
↓のようにプランターを配置し、真ん中にライトを当てると4個の畑に光を与えられます。
別に畑1個に1個にライトが必要なわけではありません。
3.他の光源は使えるの?
試して見ましたが、シーリングライト以外の光源は効果がありません。
水について(大事)
RUSTには海水と淡水があります。
作物を育てるには淡水が必要です。池や川の水を使用する場合は、加工せずそのまま使用できます。
拠点の近くに淡水がない場合、海水を淡水に加工するか、雨水を集める方法があります。
まずは水を取り扱うアイテム紹介をします。
水を扱うアイテム紹介
WATER BUCKET(バケツ)
水を汲むときは、水面で右クリックします。
全部で2Lしか入りませんし、バッグに入れて持ち運ぶことはできません。なので、このアイテムはあまりおすすめできません。
WATER JUG(ポリタンク)
全部で5L入ります。バッグに入れて持ち運べますし、箱に入れて保管することもできます。
WATER PUMP(ポンプ)
電気を使って、水を汲むことができます、ホースをつなげて、スプリンクラー等へ繋いで使用します。
必要な電力は5です。
1分間に510mLの水を汲むことができます。(筆者測定)
SMALL WATER CATCHER(小型雨水取水器)
雨水を10L貯めることができます。屋根の上に設置することが可能です。電気は使いません。
小型なので、水の貯まる速度は遅いです。
個人的にはあまり使わないと思います。
LARGE WATER CATCHER(大型雨水取水器)
雨水を50L貯めることができます。屋根の上に設置できません。電気は使いません。
大型なので、水の貯まる速度は早いですが、ポンプで組むほど早くはありません。
個人的にはあまり使わないと思います。
HOSE TOOL(ホース)
水関連の機械同士をつなげるときに使用します。ホースは30mまで使用できます。電気アイテムをつなげるときのワイヤーと同じイメージで使用します。
Fluid Combiner(合流器)
3本のホースを1つにまとめることができます。
Fluid Splitter(分流器)
1本のホースを3本に分岐できます。
FLUID SWITCH & PUMP(液体スイッチ・ポンプ)
水を流したり、止めたりするスイッチ機能と、水を送り出すポンプ機能があります。
ホースが30mで足りないときは間に挟んで使うと延長できます。
デフォルトでは、電力を必要としませんが、水を高い場所にポンプで送りたい場合は、電気を 1 つ供給する必要があります。送り先とこのポンプが同じ高さであれば電気は必要ありません。
WATER PURIFIER (浄水器)
火を使って海水を淡水に変えることができます。
キャンプファイヤー(焚き火)の上に設置することができます。
海にポンプを設置し、浄水器にホースでつなぎます。もしくはポリタンクで取ってきた海水を入れます。
焚き火を燃やすと、海水から淡水に変えることができます。(左のバケツに淡水が貯まります。)
5Lの海水を入れることができます。1分で1Lの海水を250mLの淡水に変換できます。
風情はありますがあまり使わないと思います。川まで行ったほうが早いです。
POWERED WATER PURIFIER(電動浄水器)
電気を使って、海水を淡水に変えることができます。
電力は5使用します。
黒いタンクに海水が5L入ります。
1分で4Lの海水を2Lの淡水に変換できます。
WATER BARREL(タンク)
ただの貯水タンクです。ホースでつなぐことも可能です。
20L貯めることができます。
SPRINKLER(スプリンクラー)
これをプランターの近くに置くことで水を供給できます。電気は必要ありません。
ポンプなどとホースで繋いで使用します。
1分で約120mLの水を消費します。(プランターの量関係なく)
スプリンクラーの下に置くプランターの量に応じて、一つあたりのプランターが得られる水量が変わります。
9個のプランターにはそれぞれ1分で12mL撒きます。
4個のプランターにはそれぞれ1分で39mL撒きます。
1個のプランターには1分で180mL撒きます(筆者測定)
水撒きの方法
川や池の水はそのまま使用できます。一番簡単なのは、バケツやポリタンクで運んで手動で畑にバシャーと水をかける方法です。ただ、手動になってしまうので、面倒です。
バケツを使わずにポンプとスプリンクラーを使用すれば、いちいち水を汲んでくる必要はありません。
1つのスプリンクラーで9個のプランターの範囲に水を撒くことができます。
ただし、植える植物の量によっては1個のスプリンクラーでは足りません。
現実と同じく、水を与え過ぎると逆に植物の状態が悪くなります。
大きなプランターには9Lの水分を貯めることができますが、そのうち、水のコンディションが100%になる範囲は4570mL~6790mLでした。(筆者測定)
回路をオンオフをするようにし、余計に水を供給しないようにするか、常時オンにしていても植物が水をいい感じに消費してくれるように植物の数を調整するかになります。
(ちなみに植物1本あたり1分あたり6mL前後消費します。植物を見たときに情報が表示されます。)
調整して水が増減しないようにし、プランターの水分量を4570mL~6790mLに保てればOKです。
しかし、こんな微調節するのも大変なので、水が不足しなければOKと割り切ってしまって使うのもありかと思います。9L中9Lのように入れても水のコンディションは71%になります。(水が不足するよりは全然マシ)
水を汲む方法
池や川の水を使用する
一番楽な方法かと思います。まずは川や池にWATER PUMPを設置して、電気を供給し、スプリンクラーにホースで繋いで散水します。
電力は5しか使わないので、太陽光発電1枚と小さいバッテリー1個で十分供給できると思います。
海水を使用する
近くに海しかないときは、海水を使用します。
海水から淡水にするときにコストもかかりますし、複雑になります。
海にポンプを設置し、電動浄水器につなぎ、淡水にしたものをスプリンクラーにつなげます。例は以下です。
淡水に比べて電気が2倍の10必要です。電力供給に関しては、ここでは触れません。
(ちなみにこの例ではWater Pumpと電池の間にElectrical Branchを入れていますが、入れないとなぜか電池のActiveUsageが10になります。謎。)
雨水を使用する
雨水を使用することができます。屋根の上に雨水取水器を設置し、ホースでスプリンクラーに設置します。雨水は回収が遅いので、何個か設置してもいいかもしれません。
ちなみに、4マス拠点の屋根にできるだけ詰めて設置したところ、15個入りました。この状態でもスプリンクラーは常に動きません。3秒動いて1秒止まりを繰り返すレベルにはなりました。
メリットは電気を使わないことです。
作ってて、やばい拠点だと思いましたが、思ったより水が集まるので、農業拠点としてなくはないですかね・・
肥料について
肥料は必須ではありませんが、あればよく育ちます。
COMPOSTER(コンポスター)
コンポスターは植物やなまものを入れるだけで肥料に変換してくれるボックスです。
↓ようなものを入れられます。
さらに、一番効率がいいのは馬の糞です。
HORSE DUNG(馬糞)
馬が 6分で 1個 の糞を生産します。馬が糞を生産していない場合は、餌を与えましょう。
1つの馬糞で10個の肥料が作れるため、肥料を作る効率が良いです。
Fertilizer(肥料)
肥料はコンポスターから生産されます。これをプランターに入れて使います。
プランターの縁の部分に合わせるとプランターの中を開けます。
開いたら肥料をインベントリから移動して入れます。肥料を入れると、植物の「GROUND」の状態が良くなります。
気温について
暖かいほど「TEMPERATURE」の項目が良くなります。
寒冷地以外では、昼は100%近くになります。夜は60%程度に落ちます。
ヒータを使用すれば100%にすることができます。
寒冷地の夜間でも0になるわけではないので、必ずしもヒータが必須ではないです。
遺伝について
植物を植えると遺伝情報が出てきます。
GENETICSの右に書いているのが、その植物が持っている遺伝子になります。
遺伝には種類が以下の5種類があります。
赤の遺伝子は悪い影響しかないので排除したほうがいいでしょう。
特に寒冷地に住んでいないのであれば、GとYしかない植物が最適です。
遺伝力と書いてみたのですが、赤い遺伝子は1.0の力を持っていて、緑は0.6しかありません。
遺伝子は隣同士の植物で育つときに影響します。
具体的にいうと、植物生育中の「CROSSBREED」の状態で隣にいる植物の遺伝子を参考に自身の遺伝子を決定します。
隣というのはプランターにおいて、斜めを含む、隣のことです。真ん中の植物は8方向の隣の植物から影響を受けます。↓の写真では中心の植物の周りに4つの植物を植えているので4つから影響を受けます。
例えば、以下のような遺伝子だったとします。
真ん中の植物が「MATURE」状態になったとき4つの植物と交配します。
以下は中心の植物が交配するときに、どう影響を受けるかを計算したものです。
遺伝子は6スロットそれぞれで計算されます。
緑は0.6、赤は1.0の力があります。それぞれを足し算し、一番大きな値を持つ遺伝子が、交配後の遺伝子になります。
例えば一番左のスロットでは、
Hが1個:0.6
Wが3個:3.0
Yが1個:0.6
この中で一番強いのはWの3.0なので、交配後の値はWとなります。
また、足し算をして値が同じになった場合は半分の確率でどちらかになります。
例えば、右から2番めのスロットでは、H=1.2 G=1.2となりましたが、この場合はHになる確率は50%、Gになる確率も50%になります。
また、植物が「SAPLING」の状態でEキー長押しでクローンを作ることができます。
同じ遺伝子の配列を持った種をゲットすることができます。
ここまで説明した仕組みを、うまいこと計算し、素晴らしい品種を作ることができます。
手計算だと大変なので、以下の海外サイトのツールが使いやすいです。
このサイトの使い方は
・RUSTを起動した状態で「SCAN RUST」を選択。
・RUSTの画面を選択。(デスクトップ画面まるごとでも可)
・自分の持ち物を開いて、種をクリックしていく。種をクリックするとサイトの方に読み取った遺伝子配列が表示されていきます。
・読み終わったら、「CALCULATE」をクリック。
そうすると、どの遺伝子を何個組み合わせれば、どんな遺伝子ができるというのがわかります。
マジでわかりやすい…神サイト